機関紙建設なんぶ

機関紙建設なんぶ
2023年07月10日号

核兵器禁止・廃絶の世界大会に

 広島と長崎に人類史上はじめて原子爆弾が投下され、一瞬のうちに二つの都市が壊滅し、21万もの命(ほとんどが一般市民)が奪われてから78年になります。生き残った被爆者も原爆症によって命が奪われ、あるいは健康を脅かされています。核兵器は、人間らしく生きることも、死ぬことも許さない悪魔の兵器です。
 ロシアによるウクライナ侵略から1年余。プーチン大統領は核使用の威嚇が繰り返し、3月25日には、ロシアの隣国ベラルーシへの戦術核配備を決定しました。北東アジアでも北朝鮮の核・ミサイル開発、弾道ミサイル発射が繰り返され、それに対応して、米国を中心に日本と韓国なども、危険は軍事演習を繰り返し、軍拡と「核抑止」の政策が緊張と危険を高めています。「核」対「核」「軍事」対「軍事」の対応が危機を悪化させ続けています。
 打開するカギは国連憲章にもとづく紛争の平和解決と核兵器の全面禁止にあります。外交的解決のための努力が、決定的に重要です。
 8月の世界大会は、国連や核兵器廃絶のために行動する諸国政府と連帯・共同し、世界の市民社会の運動を総結集します。また、唯一の被爆国であるこの日本を、核兵器禁止条約に参加し、核兵器廃絶をリードする国に変える共同の大会にしなければなりません。
《原水爆禁止日本協議会発行大会パンフレットより抜粋》

 

幅広い共同署名を推進
 2020年10月29日、広島、長崎の被爆者代表、各界を代表する学者、宗教者、世界的に著名な音楽家、元外相、元防衛相、俳優、作家などの幅広い共同よびかけ人とともに、「唯一の戦争被爆国、日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める署名」運動が開始され、2022年4月、96万筆の署名が外務省に提出されました。8月の世界大会にむけて署名のとりくみを大きく前進させましょう。みなさんのご協力をお願い致します。

予算要求ハガキの記入に是非ご協力をお願いします

 

全員でできる運動・机の上でできる運動 
国保組合への予算確保にむけたハガキ要請行動

 東京土建国民健康保険組合は、国と東京都からの補助金と組合員が納入する保険料で運営されています。国と東京都の補助金は、私たちから要求をしなければ減らされてしまい、保険料に大きく影響します。東京土建では、6月から11月にかけて、厚生労働省、東京都、財務省に対し、2024年度の東京土建国保組合への補助金確保を求める予算要求はがき行動を実施しています。8月〜9月は、東京都に対して予算確保を要請していきます。ご協力をよろしくお願いします。
 ハガキ要請は、組合員・家族一人ひとりが「全員でできる」大切な取り組みです。私たちが書いた切実な要求ハガキは請願書として扱われます。都や厚労省は、請願権(憲法16条)に基づき、仲間が記入した全てのハガキに目を通します。私たちの切実な訴えを国と東京都に届け、仲間の力を結集させて予算獲得にむけて取り組みを前進させていきます。要請ハガキの用紙は、組合員宅や事業所ごとに送付しています。要請文例を参照して記入し、支部事務所へご返送ください。

インボイス制度説明会を開催します!

 港支部では、インボイス制度の説明会と個別相談会を開催します。一人親方・外注手間請けの仲間にむけた学習会となります。事業主の方の参加も可能です。

[日時]8月29日(火)午後7時〜 [会場]東京土建みなと会館3階会議室
◆インボイス個別相談会(一人親方・外注手間請け)※予約制となります
[日時]9月13日(水)、9月15日(金)両日とも午後1時から午後5時まで
[会場]東京土建みなと会館 [定員]3人(相談は1人あたり最大90分)
[内容]インボイス制度導入後の個別具体的な対応について
[必要なもの]確定申告書3期分と現在までの帳簿関係

働き方改革への対応E
改めて…就業規則を作成していますか?【1】

 今回は、就業規則についてです。建設業への猶予もアト半年で終わります。支部の窓口でも就業規則について確認させていただくと、未整備の事業所さんも少なくない数で存在しています。早めの対応をとり、各事業所における働くルール作りをすすめましょう。
〇就業規則とは…
 労働者の賃金や労働時間などの労働条件に関すること、職場内の規律などについて定めたそれぞれの職場におけるルールブック・規則集です。一般的には、使用者より労働者の立場が弱いものです。そのためにも職場でのルールを定め、労使双方がそのルールを守ることで労働者が安心して働くことができ、労使間の無用のトラブルを未然に防ぐことが可能となり就業規則の役割は重要です。 
 従業員が10人以上(パート・アルバイトも数に入れます)の場合は、労基署への届出の義務も発生します。
〇就業規則に記載する事項
 就業規則に記載する内容には、必ず記載しなければならない事項(絶対的必要事記載事項)と、当該事業場でとりきめをする場合に記載しなければならない事項(相対的必要記載事項)があります(労働基準法第89条)。
〇絶対的必要事項とは…
@始業および終業の時刻、休憩時間、休日、休暇並びに交替制の場合には就業時転換に関する事項
A賃金の決定、計算および支払い方法、賃金の締切りおよび支払の時期並びに昇給に関する事項
B退職に関する事項(解雇の事由を含む)
〇相対的必要事項とは…
@ 退職手当に関する事項
A 臨時の賃金(賞与)、最低賃金額に関する事項
B 食費、作業用品などの負担に関する事項
C 安全衛生に関する事項
D 職業訓練に関する事項
E 災害補償、業務外の傷病扶助に関する事項
F 表彰、制裁に関する事項
G その他全労働者に適用される事項

文化行事案内

★東京芸術座アトリエ公演「アンブレイカブル〜敗れざる者たち〜」

 約100年前、この国で何らかの価値があると思えるものを手にいれようと、努力したり、苦しんだり、闘った人々がいました。反面、人を殺したり、拷問にかけたりする人がいました。そして、多くの人々が沈黙しました、それはいったいどういうことだったのか?治安維持法をめぐる3つの物語を公演します。
[日時]8月19日(土)〜27日(日)午後2時〜 ※23日(水)25日(金)は午後7時からの公演
[会場]東京芸術座アトリエ(練馬区下石神井)
[入場料・全席自由席]一般4000円、30歳以下3000円、高校生以下2000円、障がい者3000円 
[申し込み]直接、東京芸術座へお申し込みください。 ※未就学児の入場不可
[受付時間]平日の午前10時〜午後6時  TEL:03-3997-4341 FAX:03-3904-0151
★劇団銅鑼公演「真っ赤なお鼻」の放課後

 近年、注目され社会問題になっている「ヤングケアラー」と、プロのクラウンが病院の小児病棟を訪問し子どもたちに楽しい時間を届ける活動を行うクラウンを題材に「子どもが子どもでいられる社会」「葛藤を持ちながらも希望を持って生きられる社会」の大切さを伝えます。
[日程]8月23日(水)〜 27日(日)
[会場]シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京・池袋)
[料金・全席指定]どけん共済会より特別価格にて斡旋。
         一般: 4500円、30歳以下3000円、高校生以下1500円
[申込・支払方法]劇団銅鑼までご連絡の上、ご確認ください。
TEL:03−3937−1101、FAX:03−3937−1103 メール:ticket@gmail.com
※連絡時には名前、所属支部名、日時、枚数、連絡先をお伝えください。
★青年劇場9月公演「星をかすめる風」 

[上演日]9月8日(金)〜17日(日) [会場]紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
[観劇料]港区労連団体割引で5200円⇒ 4700円、夜割 4500円
     30歳以下3100円⇒2900円、中高生1000円⇒800円、
※9月8日は中高生無料デー(50席限定)
※夜割は、開演18時30分以降のステージが適用になります
★サンリオピューロランド夏の特別割引案内チラシ

 サンリオピューロランドが組合員限定の特別割引を実施します。期間は「7月15日(土)〜9月30日(土)」で、料金は来場日によって異なる価格変動制の窓口料金になります。スマートフォンでチラシのコードから販売サイトにアクセスしていただき、来場希望日のパスポートをご購入ください。なお、パスポート購入には、ファンクラブ会員登録(無料)が必要です。