機関紙建設なんぶ

機関紙建設なんぶ2017年1月10日号

執行委員長 堀部 忠次

新玉の年の初めにあたり、初春のお慶びを申し上げます。今年の干支は酉年なので、年賀状にニワトリのイラストを入れた方も多いのではないでしょうか。5〜60年前の自分が子供の頃は、近所でもニワトリの飼っている家庭が多くあり、朝になるとニワトリの朝を告げる鳴き声が聞かれましたが、ニワトリをペットとして飼っていると言うよりは、当時の食料事情から玉子が目的だったのでは、なかろうかと思います。今と異なり当時は、ニワトリが煩いと文句を言う人も少なく、皆が生活に一生懸命で、向う三軒両隣や隣組などの言葉が生きている助け合いが自然と行われる、しなければならない時代だったと思います。物は無くとも心豊な、まさに3丁目の夕日そのものです。今年もニワトリの高らかな鳴き声の様に元気をもって、組合・家族の健康・仕事・生活を守り、仲間で手に手をとって団結して一つ一つの山を乗り越えて行きましょう。
 今年もがんばろう!

オスプレイヘリパット建設反対!
〜沖縄激励ツアーを振り返って〜 NO.1

11月26日(土)から30日(水)の4泊5日の日程で、安保破棄実行委員会主催の「沖縄連帯・代表者会議」に参加してきました。26日に全国代表者会議が開催され、沖縄県の米軍基地の現状と野古新基地の建設の経過や東村高江のオスプレイヘリパットの建設状況が各界の方々から報告されました。
 27日(日)からは、高江のオスプレイヘリパットの建設に反対する住民とともに座り込みの抗議行動に参加するために、午前7時にはホテルを出発し、座り込み現場となっている高江のN1ゲート前をめざしました。日曜日と雨ということもあり、トラックによる砂利の搬入は中止されました。雨の際は、原則工事は実施されないとの報告があり、雨の中ではありましたが、辺野古地域の視察を実施しました。
 翌28日(月)はどんよりとした空模様でしたが、雨は上がり、トラックによる砂利搬入が予定されていました。しかし、安保破棄実行委員会のメンバーがバス2台80人程で、沖縄の住民とともに、支援の座り込みを実施し、総勢300人近くが座り込み行動に参加しているために、正面ゲートへの砂利を積んだトラックの往来は確認されましたが、工事現場の入り口となっているN1ゲートにはトラックは近づかず、ゲートの両サイドの道路に機動隊のバス12台が待機する状況でした。
 正午近くになり、安保破棄実行委員会のメンバー70人ほどと他団体の参加者数十人の合わせて100人以上が帰途に就くためにN1ゲートを離れたところから状況が一変しました。支援として、午後も現場に残る人たちも、これまでの工事現場は昼休みを取るとの判断で、入れ替わりで昼食休憩のために現場を離れようとしたところ、正面ゲートで動きがるとの連絡が入り、急きょ昼食も取らずに座り込みの体制に就いたところ、待機していた機動隊員が一斉に座り込みの人たちを包囲し、立ち退きを求める事態となりました。
 道路の路肩に引かれている白線の内側に座り込んでいた住民が一斉に機動隊員による排除が始まり、拒否する人は機動隊員3人から4人に抱きかかえられて排除されました。
 かろうじて白線の外側に座り込んでいた人たちは、排除はされませんでしたが、白線の上にアリも通さないように機動隊員が立ち塞ぎ、トイレに立つ際にも理由を言わなければ通さない物々しい雰囲気を醸し出しています。白線の外側を住民が移動する際には、必ず機動隊員が付きまとうなど、基地建設に反対する住民を、国民を敵視し、集会する権利さえも強権的に踏みにじり、排除する姿勢は、安倍内閣の暴走政治そのものを露わにしています。
 座り込む住民を排除し、沖縄県警のパトカーを先導に、トラック4台がつらなり、最後尾にもパトカーを配置する物々しい警備態勢での搬入となり、2時間半足らずの搬入で大型トラック36台分の砂利を運び込みました。
 沖縄への居残り組は、辺野古基地建設を海上から視察しようと、船に乗せてもらうこととし午前6時30分にホテルを出発、辺野古の第2テント村をめざしました。米軍キャンプ・シュワブのゲート前を通過する際に、辺野古の工事に反対する住民が県道沿いに設置したテント前に規制線が張られ、制服警官が配置されていることに驚き、何が起ころうとしているのかと怪訝に思いながらも、カヌーが置いてあるテント村をめざしました。
 着いてみると、入り口を5人の制服警官が規制し、奥のプレハブ小屋の前に5人の捜査員が、サングラスにマスク姿で家宅捜索を開始するところでした。捜査容疑は、威力業務妨害とのことです。【書記局 小川 均】

「屋形船で忘年会!」

2016年12月17日(土)にみなと分会の忘年会を開催し38人の仲間が参加しました。
 今年は芝浦から出船する屋形船で忘年会。普段とは違った東京の街並みを眺めながら、新鮮素材で作った揚げたての天麩羅と豪華刺身の盛り合わせなどの美味しい料理とお酒を楽しみながらみんなで交流しました。
 芝浦からレインボーブリッジの真下を通りお台場の夜景満喫。途中にはお台場から花火が上がり、船上から見る花火はとても綺麗でした。
 ベテラン組合員から若手世代まで和気あいあいとした雰囲気の中、新たな若手同士のつながりもでき、参加した良かったと思いました。
 また来年も、みなと分会の仲間で楽しい思い出を作りましょう。

みなと分会 副分会長 林 靖久

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お台場の花火 忘年会の雰囲気