機関紙建設なんぶ

機関紙建設なんぶ2016年8月10日号

復興から未来へ向かう大島夏祭り

8月13・14の両日にわたって開催された、恒例の伊豆大島夏まつりに、アートタイル子ども工作教室の指導員として参加しました。2年振りのご無沙汰参加で、若干の不安を抱えての取り組みとなりましたが、のべ160 人の来場者を迎え、盛況のうちに東京土建を大きく宣伝出来た2日間となりました。
 2013年の豪雨・土石流災害で、38 人の住民が犠牲となった現場も訪れました。治水・防災関連施設の工事が進む中、未だに周囲に刻まれた災害の傷跡が残る光景に慄然としながら、多くの花が供えられた献花台に向かい、島の皆さんのいのちと暮らしを守る取り組みにも奮闘していく事を改めて誓いました。
 二日目の空き時間には、大島分会井坂書記長に先導していただき、三原山周縁部の砂漠地帯を歩いて、「もく星号」遭難地点や展望台などを見学しました。
 又、まつり終会後には、瀬田分会長はじめ役員の皆さんと懇談・討議を行い、これからも共同で運動を進めて行く事を確認しました。
 大島の皆さんの生活は、力強い復興から確かな未来の展望を拓きつつあります。まつり初日の最後を飾った見事な花火に、浴衣姿の大勢の老若男女が歓声を上げる光景は、この島の生活と文化を、これからも何者にも負けず守って行こうとする島民の皆さんの強い意志を確信させてくれました。
 今回も元分会長の内田さんのお宅に宿泊させていただくなど、大島分会の皆さんに大変お世話になりました。
 東京土建は大島・新島の皆さんと常に共にあります。これからも一層団結して、共にがんばりましょう。(みなと分会 山本邦彦)

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核兵器のない世界へ
 2016年原水禁世界大会@広島

初日の8月4日は、原水爆禁止世界大会の開会総会に参加しました。原水爆禁止世界大会には4500人程の参加者があり、日本全国からの参加者、さらに外国からの参加者もおり、「核兵器のない平和で公正な世界のために」と開会総会の中では広島市長のメッセージや参加者からの発言があり、核兵器廃絶に向けた様々な思いの発言がありました。
 原爆投下の8月6日、8時15分に黙とうをささげてから記念式典の開催されている平和公園に向かい「原爆ドーム」や「原爆の子の像(佐々木禎子さんの像)」、「平和の鐘」などを見学し「広島平和記念公園」に向かいました。資料館には、原爆投下に関する歴史やその背景に関する資料・展示物があり、あまりのむごさに心が痛みました。また、原爆投下直後の中をさまよう被爆者の等身大のジオラマや当時の遺品などが、戦争の恐ろしさを物語り、改めて平和の大事さや2度と戦争を起こしてはいけないとの思いが強くなりました。
 資料館にはオバマ大統領がアメリカ大統領として初めて被爆地・広島を訪れた際に自ら折った和紙の折り鶴4羽も展示してありました。
 そして、原爆死没者慰霊碑に刻まれた「安らかに眠ってください。過ちは繰返しませぬから」を見学し世界大会閉会総会の会場に向かいました。
 閉会式では、「恐怖の論理にとらわれず、核兵器のない世界を追求する勇気を持たなければならない」とのオバマ大統領の言葉や各国参加者からの「被爆者の思いや言葉を伝えていくには若い世代の力も必要だ」と訴え。その後、佐々木禎子さんの甥の佐々木祐滋さんの「祈り」、広島出身のレゲエ歌手メティスさんの「新祈り」のライブもあり、会場は大きな盛り上がりの中拍手で閉会となりました。

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組合員・家族のみなさまへ≪8月版≫
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