群会議の話題

■群会議の話題≪第201号≫ [2020年1月8日]

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国保組合関係予算2,739.7億円、一人当たり医療費7,580円増で現行補助水準確保
予算要求ハガキ行動、仲間の参加で成功させた予算要求集会などの成果 改めて感謝申し上げます

 国保組合関係予算の総額は2019年度当初予算比136.5億減の2,739.7億円、一人当たり医療費は前年度予算比3.6%増を見込み、現行補助水準確保の見通しを築くことができました。高額医療費共同事業補助金、特定健診・保健指導補助金についても増額を勝ち取ることができました。
 政府はこの間、社会保障関係費削減を強力に進めています。2020年度の概算要求基準では、5,300億円までの社会保障費自然増を認めましたが、財務省の査定においては1,200億円圧縮されてしまいました。裁量的経費においても、例年通り前年度比10%以上の減額要求が指示されています。
 こうした中、厚労省による概算要求時、財務省による査定時において、@一人当たり医療費の増額を見込ませ、A裁量的経費においては各保険者の歳出増が見込まれる高額医療費共同事業、特定健診・保健指導にかかる補助金を「絶対必要額」として増額させたことは、私たちの運動の大きな成果です。
 12月に行われた厚労省交渉では、担当官から「皆さんからのハガキが、予算要求する私たちの後押しになっている」「議員の先生方から予算確保への激励の電話がかかってくる」などの発言がありました。多くの組合員・ご家族が取り組んだハガキ要請、多数の参加で成功させた予算要求集会など、全力でご奮闘いただいたすべての仲間に改めて感謝いたします。

米イラン緊張緩和 自衛隊の派遣は中止を

 昨年末から年初にかけて、2018年のトランプ政権によるイラン核合意からの一方的離脱と経済制裁の開始に端を発する米イラン両国の緊張が高まりました。
 1月3日、米軍はイラン革命防衛隊の実力者ソレイマニ司令官を空爆により殺害、イランも8日には報復として米軍が駐留するイラク・アサド空軍基地など複数の基地をミサイルで攻撃しました。世界各国のツイッターで第三次世界大戦を意味する「#WW3」がトレンド1位にランクされるなど、戦争への危惧が世界中に広がるなか、イランは8日の攻撃後、「釣り合いの取れた自衛措置を完了した。われわれは事態の悪化や戦争を望まない」と緊張緩和に向けたメッセージを発表、トランプ米大統領も米兵らに死傷者はいなかったことで軍事的応酬を行なわない考えを明らかにし、両国の報復合戦のエスカレートという最悪の事態は回避されました模様です。
 こうした中、安倍内閣は12月27日、中東での海上交通路の安全確保に向けた情報収集態勢を強化するとして、護衛艦や哨戒機などの自衛隊派遣を閣議決定しました。「我が国独自の取り組み」(12月27日付閣議決定)として、米主導の有志連合には参加せず、イラン領海を含むホルムズ海峡を派遣先から除外していますが、「諸外国等と必要な意思疎通や連携を行う」(同)ため、バーレーンの米中央軍司令部に連絡要員を派遣します。ホルムズ海峡周辺に有志連合軍が配備された時、同軍と連絡を取りあう自衛隊が攻撃を受けない保証はありません。
 日米関係はもとより、日本とイランは友好な関係にあります。自衛隊の派遣を取りやめ、米にはイラン核合意への復帰、イランには自制を求めることこそ、日本の役割です。

賃金引き上がるも下請が負担 国交省、一人親方増加に対策講じる

下請業者 人件費増を価格に転嫁できず
 国土交通省が建設業許可業者約1万1,000者を対象に行った「2019年度下請取引等実態調査」によると、技能労働者の賃金水準を「引き上げた(予定含む)」と回答した許可業者が83.9%、3次下請け以下の回答でも76.9%(前年度比10.2ポイント増)が「引き上げた」と答えています。背景には人手不足による人材確保があります。
 一方で、請負契約額は「変わらない」と回答した下請は50.8%で、大半の下請業者は人件費増を価格に転嫁できていない実態にあります。
国交省リーフ 組合を通じて配布
 今年10月の社会保険加入の建設業許可要件化や、24年度の時間外労働の罰則付き上限規制開始にむけ、社員を一人親方にして法適用を逃れる企業の増加が懸念されます。国交省は一人親方化の抑制対策として技能者の労働者性確認リーフレットを作成、3月以降全建総連を通じて配布するとしました。リーフレットは、一人親方として働いた場合社員に比べて将来の年金給付額が少なくなる可能性が高いことや、23年10月のインボイス制度導入で、消費税免税事業者の一人親方が取引から除外される懸念も盛り込まれます。

東京土建一般労働組合第73回定期大会代議員選挙告示

 東京土建一般労働組合規約第15条および東京土建一般労働組合大会代議員選挙規定、2019年12月26日付「東京土建一般労働組合第73回定期大会代議員選挙告示」にもとづき、下記のとおり選挙の告知をします。 
1)大会の日時・場所
日  時 : 2020年3月15日(日)〜16日(月)
会  場 : 群馬県安中市/ホテル磯部ガーデン
2)代議員定数
4人
3)立候補の受付
受付期間:2月7日(金)午後7時00分から午後7時30分まで
受付場所:東京土建港支部事務所
受付方法:選挙管理委員会が定めた立候補届出用紙に必要事項を記入し、提出してください。
4)選挙
 定数を超える立候補がある場合には、下記日程で投開票をおこないます。投票は組合員による不完全連記・直接無記名投票で実施します。なお立候補が定数以内の場合、無投票当選とします。
投 票 日 : 2月21日(金)午後6時00分から午後8時00分まで
投票場所 : 東京土建港支部事務所

知って知らせて得する組合員へお知らせコーナー

◆確定申告個別相談会について
 2020年度は、外注・手間請の仲間や日当で働く仲間について、土建国保の就業実態調査を実施します。調査には個人の確定申告書が必要です。無申告者をなくし、適正な申告をすすめましょう!
[日時]2月10日(月)、19日(水)、25日(火)、26日(水)、27日(木)、28日(金)、午前10時〜午後3時
[会場]東京土建みなと会館4階
◆受診しましたか?健康診断
 東京土建国保に加入している組合員と、19歳以上の家族被保険者は、年度内1回無料で健康診断が受診できます。約1万円分程度の豊富な健診内容です。
 また国からの補助金は、健診受診率によっても増減するので、土建国保の安定運営のためにも、家族揃って受診をお願いします。

今月の署名 社会保障制度の拡充 日米地位協定の見直し のお願い

◆国の責任で社会保障制度の拡充を求める請願
 憲法25条に明記された国の責任にもとづき、安心して暮らせる年金と高齢者医療・介護制度の実現などの社会保障制度拡充、国保組合の育成強化、不公平税制の見直し等を求める署名に取り組みます。
[目標] 1人1枚(5人連記) [締切] 3月23日(月)
◆日米地位協定の抜本的改定を求める請願
 在日米軍の兵士らによる事件・事故は、1952年以来現在までに全国で21万件超、日本人の死者は1,093人に及びます。この問題の根幹にある米軍は日本の法律に拘束されないとする日米地位協定の抜本的な見直しを求める署名に取り組みます。
[目標] 群・事業所1枚(5人連記) [締切] 2月21日(金)

当面の集会宣伝行動学習会にご協力下さい

◆2020東京春闘中央総決起集会
[日時]1月29日(水)午後7時〜(6時30分集合)
[会場]中野ゼロホール(JR中野駅南口徒歩10分)
[対象]支部15人(2号動員)
◆なんでも相談の中止
2月13日(木)に予定されていたなんでも相談は中止となりました。
◆港区社会保障推進協議会2020年総会と学習会
[日時]2月18日(水)午後6時30分〜
[会場]東京土建みなと会館3階会議室
[学習]「認知症について」(講師・藤井正實港社会保障推進協議会会長、芝診療所所長)
[参加要請]支部役員と希望する組合員
◆建設首都圏共闘「イエローアクション! 建設労働者の未来をひらく2.19大集会」
[日時]2月19日(水)午後1時〜
※集会終了後、新橋駅前で宣伝行動に取り組みます。
[会場]ニッショーホール(銀座線虎ノ門駅徒歩5分)
[要請]支部8人(1号動員)
◆JAL争議解決を求める駅頭宣伝行動
[日時]2月20日(木)午前9時50分集合、午後4時終了予定。区内主要7駅を巡回、駅頭で宣伝をおこないます。
[集合]品川駅高輪口[要請]支部3人(1号動員)
◆学習会「日米貿易摩擦と日本経済の行方」(港区労連・港春闘共闘主催)
[日時]2月27日(水)午後6時45分開会
[会場]港区立商工会館
[講師]宮崎礼二さん(明海大学経済学部准教授)
[参加要請]希望する組合員・家族
◆以下の行動は各分会10人の参加要請です!
なお、宣伝場所は他団体の競合などで変更する時があります。

◆安倍9条改憲NO!改憲発議に反対する全国緊急署名街頭宣伝行動
下記※の行動は東京一区市民連合との共催となります。
開始時間は午後6時です。
2月17日(月)※、麻布十番駅出口4
2月28日(金)、赤坂見附駅出口A
◆港各界連・消費税をなくす会・港社会保障推進協議会の共同宣伝行動
開始時間は午後6時です。
1月24日(金)、田町駅三田口
2月25日(火)、新橋駅SL口
◆港原水協・ヒバクシャ国際署名宣伝行動
開始時間は午前11時です。
1月25日(土)、田町駅芝浦口
2月15日(土)、田町駅芝浦口

分会総会ご参加ください 2020年度新保険証の交付も予定しています

◆ みなと分会総会 3月下旬日曜日で調整中。
◆ 事業所分会総会 3月26日(木)、午前10時00分開会と午後1時30分開会の2回
◆ 大 島 分会総会 3月下旬で調整中。

東京土建一般労働組合港支部第66回定期大会の日程について

[と き]2020年4月8日(水)午前9時30分〜12時30分[ところ]駐健保会館4階

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