群会議の話題

■群会議の話題≪第78号≫ [2009年 10月13日] 目次ページへ戻る

総選挙で本格的政権交代「要求実現のチャンス」

■8月30日投開票の総選挙は、「民主308議席 政権交代」「自民119 歴史的惨敗」となり、旧来の手堅い支持層だった保守地盤(医師会、建設業協会、農協など)も瓦解し、1955年の保守合同以来の第一党転落という歴史的な敗北を喫し、初の本格的な政権交代が実現しました。
■今回の選挙戦は、麻生政権に対する評価とともに、雇用と社会保障破壊、「貧困」と「格差」を拡大させた小泉構造改革路線の評価も争点化し、民主党への共感・支持よりも自民党政治に対する批判が主な要因となり、民主党政権に対する不安と期待が入り交じるなか、民主党が自公政治に対する不満の受け皿になりました。そして、私たちの要求(憲法9条「改正」、構造改革、消費税増税、自衛隊のアフガン派兵反対、中小零細業者と仕事確保支援)に賛同している議員が当選者の多数派となっています。公約実現を求め、大衆的な運動を推進していきます。
■民主党のマニュフェストには、年金改革は消費税増税とセット、子ども手当は所得税増税とセット、後期高齢者医療制度廃止は医療保険一元化とセットになっており、財界が要求する「税と社会保障共通の番号制度」の導入も盛り込まれています。また今後、米国や財界の圧力は、さらに強まることが予想されます。その中で、「良いことは実行させ、国民いじめの悪政は許さない」という、国民的運動の発展が決定的に重要になります。東京土建は、内需主導の経済(景気)対策や雇用・社会保障を守る積極的な政策などには支援(推進)し、医療保険一元化など誤った政策には断固反対を貫いていきます。

「百害あって一利なし」、一元化反対を国民的運動に

医療保険一元化反対の運動とその到達点
 昨年、民主党が医療保険一元化を政策に掲げ、後期高齢者医療制度の見直しに伴い、都道府県単位の国保一元化が浮上しました。東京土建や全建総連、健康保険組合が一元化反対を表明するなか、厚労省は「きめこまかな単位の保険者で財政調整を行うのが妥当」と変化し、民主党のマニフェストでは「一元化」が「一元的運用」に書き換えられ、「将来」という言葉が追加されましたが、基本政策は変わっていません。

医療保険一元化は、02年以来の医療改悪の総仕上げ
 (1)医療保険単位を広域化して財政調整(相互支援)し、国民負担で財政難の公営国保を支えさせ、(2)保険料と医療費を連動(受益者負担を徹底)して、都道府県に医療費削減や医療供給体制縮小(受診機会を奪う)を競わせ、(3)国の責任を自治体に負わせ、国庫負担を削減し、民間市場を拡大する構造改革の推進そのものです。
 まさに、土建国保の存亡と「国民皆保険制度」を「保険あって医療なし」に形骸化・空洞化するものです。この秋から来年の参議院選挙までがたたかいの山場となります。
 予算要求と11.8国民大集会と結合して一元化反対の運動を国会内外で本格的に推進します。同時に、後期高齢者医療制度は廃止して老人保健制度に戻し、さらに高齢者医療と公営国保への国庫補助の増額を要求する運動を、大きく発展させていくことにします。

全分会達成と支部史上最高の成果で1500人到達めざす秋の月間

表◆拡大月間前半戦の取組みと到達
 拡大月間前半戦の取り組みは、事業所での新規雇用従業員の雇用日加入が堅調にすすむとともに、経費削減を望む新規事業所での加入、労災保険への加入希望などにより35人の新しい組合員を迎えることになりました。

◆各分会ごとの活動の特徴と到達
 芝分会は、新規雇用従業員、特別加入労災保険への加入、現役で現場に従事する新役員の仕事仲間の紹介、社保加入で脱退した元組合員、資格取得と講習会の希望により6人が加入。
 麻布分会は、新規雇用従業員の加入と仲間の紹介による「経費削減」希望で3人の加入。
 白金分会は、新規雇用従業員と役員の紹介、ポスティングチラシでの問い合わせで3人が加入。
 新橋分会は、現場に従事する役員の紹介により、仕事仲間が特別加入労災の希望で2人の加入。
 大島分会は、新島村に帰省する職人が加入。

◆9月前半戦の到達を確信に特段の奮起で早期目標達成を

 秋の拡大月間前半の取り組みでは、これまでに35人の成果となります。1500人到達の課題では、10月当初現勢が1387人と1400人を回復できないままとなっています。
 今後、雇用日加入での新加入が数人予定されていますが、それでも、1400人到達と1月当初現勢の回復(1431人)は厳しい状況となります。
 10月活動を、特段の奮起と支部史上最高の拡大運動(2005年の秋の成果は83人)に発展させることがえきれば、1月現勢を早期に回復するとともに、昨年の1456人の最高現勢の更新、及び1500人支部に近づくことが可能になります。
 すべての港支部の組合員・家族の最後までの奮闘で、1500人支部到達をめざすことにします。

◆仲間からの紹介運動を重視しよう!

 現役で、現場に従事する組合未加入の仲間は、組合からの「加入の訴え」を待っています。仲間をより多く集めることができれば、それだけ多くの対象者の紹介を訴えることができます。多くの仲間を訪問することもできます。多くの仲間の行動参加を訴え、仲間からの「紹介運動」を重視しましょう。仲間を守ることができるのも、仲間であり、仲間が加入する東京土建です。

知って、知らせて、得する、組合員のお知らせコーナー

◆第12回公開講座
どこで、誰が、どう育てるか長期有料木造住宅の担い手
[と き]12月12日(土)14時開会、
[ところ]芝浦工大・芝浦キャンパス8階・大教室、

◆無料経営相談≪いずれも午前10時より≫
10月29日(木)、11月27日(金)。(要予約)
経営分析にもとづく経営診断は11月17日。

◆署名活動にご協力ください
・「後期高齢者医療制度廃止」を求める署名
・「75歳以上医療費窓口負担ゼロ」を求る署名
・アピール署名(「アピール:核兵器のない世界を〜2010年核不拡散条約再検討会議に向けて」の署名)

■どけん火災共済加入促進の取組み
  目標達成を軌道に乗せる月として奮闘します。マンションの場合、家財は年間1,500円で500万円の保障。今回の特別措置、新規加入で振替口座手続きなら、何と実質ワンコイン(500円)。若い組合員に積極的に案内しましょう。

◆映画「沈まぬ太陽」――前売り券500円で案内
沈まぬ太陽」(山崎豊子原作)前売券を500円で案内します。希望者は支部まで、お問い合せ下さい。

☆ヘルシークッキング
[と き]10月25日(土)午前10時30分集合、[ところ]男女参画センター(リーブラ)調理室、
[参加要請]会員と家族、[参加費]100円

当面の集会や宣伝行動、学習会にご協力ください!

◆東京土建憲法運動推進決起集会
[と き]11月5日(木)午後6時40分開会、
[ところ]なかのZERO大ホール
[講 演]天木直人氏(元レバノン大使・反骨の元外交官)、春風亭小柳枝氏(落語家)
[参加対象]支部役員(四役、常任執行委員)、
各分会の代表(1人〜2人)、青年部、福寿会役員、主婦の会の役員、

●消費生活展
[と き]10月17日(土)午前9時30分集合、18日(日)午前9時00分集合、
[ところ]区立男女参画センター駐車場、
[参加要請]両日ともに、包丁研ぎのできる組合員各分会4人 (分会推薦)

●みなと健康まつり
[と き]11月1日(日)午前9時事務所集合
[ところ]都立芝公園(みなと図書館となり)、
[参加要請]「焼きそば」「包丁研ぎとまな板削り」、モザイクタイルの指導員の任を果たせる組合員を各分会5人、
準備[と き]10月30日(金)午後1時、
   [集 合]東京土建みなと会館、分会3人、
準備[と き]10月31日(土)午後1時、
   [集 合]都立芝公園、分会4人、
片付[と き]11月2日(月)午前10時、
   [集 合]東京土建みなと会館、分会3人、

●じん肺キャラバン東京集結決起集会
[と き]10月15日(木)午後6時30分、
[ところ]全電通会館(千代田線・新お茶の水駅前)
[参加要請]白金分会と新橋分会から各2人

●じん肺キャラバン国会請願行動
[と き]10月16日(金)正午、
[ところ]日比谷公園霞門(丸ノ内線・霞ヶ関下車)、
[参加要請]芝・麻布・白金・新橋より各3人

◆アスベスト被害根絶全都主要駅頭宣伝行動
国会請願行動後の主要駅頭宣伝行動です。
[と き]10月16日(金)午後6時〜7時、
[ところ]品川駅高輪口(南部ブロック)
[参加要請]芝分会と麻布分会から各3人

◆消費税廃止各界連絡会の定例宣伝行動
[と き]10月23日(金)午後6時から1時間、
[ところ]JR田町駅三田口コンコース、
[参加要請]社保対部員・税対部員等各分会3人、

◆住宅用火災警報器の設置講習会を開催
[と き]10月24日(土)午後7時00分開会、[ところ]東京土建みなと会館3階会議室、
[参加要請]住宅センターの会員と会員になることを希望する組合員

◆11・8国民大集会
社会保障と税金要求実現の運動発展の集会
[と き]11月8日(日)11時30分集合、
[ところ]代々木公園サッカー場
[参加要請]分会旅行等に参加しない組合員

◆憲法9条改悪反対「9の日宣伝・署名行動」 ※「9の日宣伝・署名行動」は、雨天中止。
各分会3人のご協力をお願いします。
11月 9日(月)午後6時〜、新橋駅SL前(予定)

☆みなと健康まつり「バザー」への物品の提供にご協力ください

 11月1日(日)に開催される「みなと健康まつり」で、恒例となっている「主婦の会バザー」を取り組みます。会員および組合員の皆さんの物品の提供をお願いします。
 準備の都合もありますので、10月20日までにご連絡ください。お受取りに伺います。

――都費補助金現行水準確保のたたかい――

 目標は、組合員ひとり4枚1シートをやりきり、最高の到達をめざします。
 拡大運動と結合して、対話型の組合員訪問、事業所訪問を成功させ、協力を要請します。
 東京都はがき要請の締め切りは、10月22日(木)の分会長・書記長会議までです。

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